ユッカヌヒー(旧暦5月4日)の19日に開かれる石垣市爬龍船競漕大会に向け、石垣市内の漁港では各組の漁業者や職域ハーリーに出場するチームが練習に励んでいる。
このうち、浜崎町の石垣漁港では当日の出漕を決める16日の「分かしハーリー」を控え、中1組の漕ぎ手は軽めの調整をした。
中1組の漕ぎ手は9人が26~31歳の若手。7年ほど前から世代交代を図り、3年前から現在のメンバーで漕いでいる。
普段の練習は午前、午後各2時間の計4時間。ひたすらカイを漕ぎ続けるという。三度の食事もハーリー小屋で取り、チームワークを高める。
1番エークを務める假屋園栄作さん(31)は「去年の分かしは途中まで勝っていたが、焦って自滅した。今年は落ち着いて臨みたい。分かしで勝って、上がりに出場したい」と抱負を述べた。
中1組の金城茂正委員長(54)は「転覆出場が長く続いている。今年は漕ぎ手がそろっている。上がりを取れるメンバー」と期待を込めた。
中・西合同チームの出漕を決める「分かしハーリー」は、16日午前10時から石垣漁港で行われる。