第41回八重山古典民謡コンクール(八重山毎日新聞社主催)の公開審査が12日、石垣市民会館中ホールで始まった。初日は過去最多の63人が挑戦する最優秀賞の部の審査が行われ、このうち45人が緊張した面持ちで課題曲の「越城節」(本調子)や「月ぬまぷぃろーま節」(二揚)などを歌い上げた。
コンクールは正確な八重山古典民謡の伝承普及を図るとともに、優れた新進唄い手を発掘し、後進を育成するのが目的。
今年は奨励普及賞に11人、新人賞55人、優秀賞63人、最優秀賞63人の計192人が応募。審査は音程やリズム、発音の正確度や調弦、三線の技法などで合否を判定する。
13日は午前9時30分から最優秀賞46番以降と新人賞の1番から55番までの審査を行う。合格者発表は14日の全部門審査終了後に行う。