【那覇】県や経済、医療関係など71団体で構成する「健康長寿おきなわ復活県民会議」(会長・翁長雄志知事)の2015年度第1回会議が11日、県庁で開かれ、40年までに平均寿命の都道府県順位で男女とも1位を奪還し、健康寿命を延伸させることに向けて、各団体の取り組みを示したロードマップ(行程表)を承認した。
行程表では、20~64歳の年齢調整死亡率を20年までに男女とも10%減少させることを目指している。
各団体の行程表には、健康に関する講演会や研修会の開催、従業員の健康に配慮した経営手法、特定検診の受診勧奨、健康意識の啓発などの取り組みが盛り込まれた。
学校関係では、食育や運動を含む子どもたちや親の生活習慣改善に向けた取り組みを行う団体の割合を、現在の86%から100%に引き上げる目標値を設定した。
会議では、構成団体からトラックドライバーの健康管理自己診断シートの導入やテレビCMでの啓発、健康づくりフェスティバルの開催などの取り組みも報告された。