八重山漁協(上原亀一組合長)が、鹿児島市中央卸売市場に新鮮な水産物を積極的に出荷し、市場の発展と市民の食生活の安定に寄与したとして、鹿児島市から表彰された。同市場で5日、2015年度優良出荷者表彰式があり、与那嶺幸広市場販売課長が出席、感謝状を受けた。
八漁協は関東、関西、中部、四国、九州の計20カ所に出荷先を確保しており、魚種や相場に応じて選択。
鹿児島には5、6年前から、深縄という漁法で大量に漁獲されるメバチ類を主に出しており、14年度は37㌧を出荷した。
与那嶺課長は「鹿児島ではメバチやダルマ(メバチの若魚)を評価してくれるのでありがたい。漁協としては、出荷先を散らすことことで一円でも高く売れるようにしている。今後もよりよい魚を安定的に出荷したい」と話した。
また、県が一括交付金を活用して輸送費の一部を補助している農林水産物流通条件不利性解消事業について「生産者に還元させるので事業の効果は大きい。ぜひ継続してもらいたい」と要望した。