公認ガイド養成講座を実施
石垣島の星空ガイド養成に向けて、石垣市観光交流協会(高嶺良晴理事長)と石垣島天文台(宮地竹史所長)は本年度、石垣島「星空マイスター」制度(仮称)を導入する方向で作業を進めている。今夏から来年3月まで5回程度の講座を実施、四季を通した星座や星の知識を学び、両団体公認の星空ガイド養成を図る。
星空ガイドは民間団体の「星空案内人」や「星のソムリエ」など資格認定制度があるが、本土と石垣島では見える星の数が異なるため、両団体が石垣島独自の星空ガイド認定制度を導入しようと取り組みを進めている。
北緯24度にある石垣島は全部で21個ある一等星全てと、全88星座のうち84個の星座を見ることができる。本土で見ることができるのは一等星16個、星座は80程度という。
宮地所長は「石垣島は市街地を見下ろす前勢岳からでも南十字星を見ることができる」と石垣島の星空を評価。高嶺理事長は「星空ガイドの養成、認定制度の導入を図り、石垣島の星空を観光資源としてPRしていきたい」と述べた。
市観光交流協会では今夏にも加盟企業を対象に、石垣島「星空マイスター」制度導入に向けた養成講座の受講生を募集する考え。