【東京】八重山ビジターズビューロー(YVB)主催の「2015年度八重山観光感謝のつどい」が5月29日、都内で開かれた。つどいでは、八重山3市町長にミス八重山の大泊翔子さん、大底いろはさん、石垣市と竹富町マスコットの「ぱいーぐる」「ピカリャ~」らが、八重山観光に関わりのある首都圏の旅行代理店や航空業者など175人の参加者に八重山観光をPRし、送客を呼びかけた。
中山義隆石垣市長は、新空港開港後、八重山観光が上り調子との認識を示しながら、「地元としては、足もとを固めながら、さまざまな観光商品や楽しみ方をつくっていきたい」と述べ、事業者らにも協力を求めた。
つどいでは、高嶺良晴YVB理事長やミス八重山らが「安里屋ユンタ」を披露。宿泊券や八重山の特産品が当たる抽選会が行われたほか、スペシャルゲストとして歌手の夏川りみさんが「涙そうそう」を披露。抽選にも参加し、つどいを盛り上げた。
外間守吉与那国町長は、「交通アクセスが悪いという事情があるが、台湾と交流してきた歴史などを盛り込んだ資料館が夏ごろには完成予定。与那国にもお客さまを送っていただきたい」とあいさつ。観光で台湾やアジア周辺地域と交流を深める考えを示唆した。
最後は川満栄長竹富町長が「八重山はひとつ。感動、満足、日本一幸せになってお帰りいただくことを約束する」と力強くアピールし、締めくくった。
つどいに先立ち行われた「八重山観光セミナー」には関連業者など83人が参加した。
(黒島安央東京通信員)