人事異動で八重山郡内の医療機関に赴任した医師や看護師ら医療従事者を激励する「ありがとう~よろしくねの集い」(八重山の医療を守る郡民の会主催)が5月30日夕、石垣市内のホテルで開かれた。同会によると本年度は45人の医療従事者が赴任。同会の宮平康弘会長は「すばらしい先生方が八重山に赴任してくれたことをうれしく思う。皆さんと交流を深めながら、安心して地域で医療を受けられる環境を育てていきたい」と述べた。
新任の医療従事者を代表して4月に赴任した玉城和光・八重山病院副院長(内科)が「25年前に八重山病院で5年間働いた経験があり、その際に多くの先輩やスタッフ、患者、地域住民の皆さんにお世話になり、今の私がある。その恩を返すとともに、医師を育てるというサイクルを作り、よりよい医療を提供していきたい」と抱負を語った。
長年にわたって八重山病院で勤務し、3月に退職した大屋盛丈さん(薬局長)と慶田城用有さん(看護師)には感謝状を贈った。
八重山市町議会議長会の知念辰憲会長が激励のあいさつを行った後、八重山地区医師会の上原秀政会長が乾杯の音頭をとった。
舞台では市婦人連合会役員らによる「鷲ぬ鳥節」や八重山病院職員らの余興があった。
郡内に赴任するなどした医療従事者は次の各氏。
▽八重山病院=玉城和光、久保田富秋、富里孔太、坂下碧、廣澤孝信、須藤航、伊田英恵、瀬尾卓司、篠原正樹(以上内科)、神谷一徳、滝上隆一、田中浩登(以上外科)、山中理菜、佐々江直人(以上整形外科)、八木英哉、泉絢子、杉浦健太(以上小児科)、牧野祥久、西村利秀(以上精神科)、平良祐介、鎌田麻由美(以上産婦人科)、居垣紗織(麻酔科)、古川竜也(耳鼻咽喉科)、真山剛(救急科)、山腰晃治(大原診療所)、石原昌貴(小浜診療所)、五藤雅人(波照間診療所、精神科)、翁長春美、玉里桂子(以上看護師長)、仲間理(リハビリ室長)▽石垣市健康福祉センター=岡崎優、﨑山佐和子、宮良由美子(以上保健師)▽かりゆし病院=田中誠(消化器外科)、宮本真一郎、山本結香岡崎真侑(以上看護師)、岡山玲華、直江百合子(以上理学療法士)、知念宏尚(作業療法士)、奥田耕平(言語聴覚士)、大場のぞみ(放射線技師)、島田ミカコ(総務課)▽竹富診療所=石橋興介(医師)、新地麻里香(看護師)