NPO日本メディカルハーブ協会の会員ら23人が5月29日、石垣島に自生するハーブとそれを取り入れたライフスタイルを学ぶツアーで来島し、31日にはリアス石垣島の入口初美代表の農園や海に自生するハーブの視察や、料理づくりを楽しんだ。
入口代表とメディカルハーブセラピストの吉本多香美さんがハイビスカスやグアバ、ハマゴウ、モンパノキなどについて説明。吉本さんは「ハマゴウは頭痛や風邪などに効き、とても役に立つハーブ。黄体ホルモンの増加作用があり、女性力を増すともいわれている」などと解説した。
ハーブを使った料理作りでは、▽ローゼルのおにぎり▽長命草の卵焼き▽ハマゴウのペンネ▽月桃の花のピクルス―など13品に挑戦。試食も行い、舌鼓を打った。
埼玉県ふじみ野市から来たという堀江真子さん(49)は「沖縄自体が初めて。自生している独特なハーブに感動した。都会で栽培されているものと比べて香りも肉厚も全然違う。もっと外にその魅力を発信しても良いと思う」と感想。
小林明生(あきお)さん(62)=山梨県富士川町=は会員で妻の小林初江さん(61)と娘の美穂さん(29)と参加。「薬効などの説明を聞いて勉強になった。これをきっかけにハーブの知識を得ていきたい」と意欲を語った。
同協会理事の金田太朗さんは「街中や道路脇にもハーブが生えており、ハーブ好きにとって石垣島は宝の山。会員にそれを紹介したかった」と話した。