自治体同士が何らかの運動を15分以上継続した住民の参加率を競うスポーツイベント「チャレンジデー2015」(主催・笹川スポーツ財団)は27日、全国一斉に行われ、石垣市(人口4万8938人)は友好都市の岩手県北上市(同9万3758人)と対戦、石垣市は参加率47.5%(参加者2万3238人)で北上市の34.3%(同3万2169人)を上回り、2回目の参加で初勝利を飾った。両市は友好都市間の健闘をたたえ、28日から1週間、玄関ホールに両市の市旗を掲げる。(10面に関連)
チャレンジデーはスポーツを習慣化するきっかけづくりや住民の健康づくり、地域活性化などを目的にした住民参加型イベントで、今回は全国69市48町13村が参加した。
同日夜、中山義隆市長と北上市の髙橋敏彦市長はインターネット電話サービスで対談して結果を報告。髙橋市長は「岩手国体1年前イベントに位置づけて実施したが、今回は完敗だ。また来年も挑戦したい」と石垣市の勝利を祝った。
中山市長は「友好都市との対戦ということで市民も盛り上がり、前回から大幅に参加率を上げることができた」と北上市との対戦を振り返り、対談終了後は市民に向けて「市民の皆さんの協力に感謝している」と礼を述べた。
市は前回(参加率27.9%)に比べて19・6ポイント増加しており、天久朝仁スポーツ交流課長は「各学校や団体を直接訪ねて協力を依頼し、ほぼ2人に1人が参加してくれたおかげ」と喜んだ。