八重山地方は20日の梅雨入り後、多いところで200㍉を観測するなど、各地でまとまった雨が降っている。
真栄里ダムでは26日までの1週間に累計で285㍉の降雨があり、同日午後4時現在で貯水率は66%まで回復している。周辺河川からの流入もあり、今後の雨量によっては増水も期待される。
一方、農業用ダム・底原ダムも26日までに累計で203㍉の雨量を観測。貯水率は26日午後4時現在で50・6%となっている。
同ダムと高台にある真栄里ダムは直径約2㍍の導水管でつながっており、自然流下方式で低い地域にある底原ダムに水が供給される仕組みになっている。このため、真栄里ダムが満水時まで回復するには、底原ダムが一定の貯水量まで回復するのにかかっている。
梅雨入りから26日午後3時までの各地の雨量は次の通り。
川平237㍉▽石垣空港187・5㍉▽大原187㍉▽伊原間185㍉▽登野城159・5㍉▽与那国空港118㍉▽西表116・5㍉▽波照間91・5㍉。