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ブライダルの引き出物に 県が3商品の販売決定

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ブライダル商品として販売が決まり、独自商品を手にするPatio石垣島の小村智子代表とグリーンズファームの柳田千晶代表(左から)=農村青少年教育センター

 農産加工業者の商品をリゾートブライダル用の引き出物商品としてマッチング支援を行う県は、郡内からマンゴー農園Patio石垣島(小村智子代表)と合同会社グリーンズファーム(柳田千晶代表)の3商品の販売を決定した。

 26日午後、農村青少年教育センターで2社による商品説明会が開かれ、島内でブライダル事業を展開する企業やホテル関係者が参加した。今後は安定供給が課題とされるが、小規模農家の活性化に期待が高まる。

 県農林水産部は、2014年度からアグリチャレンジ普及推進事業を県内の小規模農家を対象に展開。ブライダルの引き出物商品に特化した農家の商品開発や生産、販路拡大などを支援してきた。 

 Patio石垣島は完熟前と完熟したマンゴーを使った「マンゴーコンフィチュール2個セット」、グリーンズファームはハイビスカスのエキスを抽出したシロップ「ハイビスカスハナミツ」と白保の月桃やグァバを使った「庭のハーブティーセット」を販売。

 同部は県内の10事業所の14品の販売を決め、1月に引き出物商品用のカタログを各ブライダル企業に配布。3月末までに7件の受注があった。

 Patio石垣島の小村義信さんは「この商品はブライダルの引き出物として最適。島産品が引き出物として多く出てきてほしい」と期待。

 柳田代表は「一からの商品づくりで苦労したが、夏には自社の加工場も完成する。小規模だが、多くの人に購入してほしい」と話した。

 説明会に訪れたホテル日航八重山営業部の阿佐伊充子ブライダルアドバイザーは「石垣島で挙式する県外や外国人客にニーズがある。安定供給が課題だが、地元の素材を使った商品の付加価値は高い」と期待した。


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