石垣市観光交流協会(高嶺良晴会長)は21日午後、市内ホテルで通常総会を開いた。星空観光を発信するため、国際ダークスカイ協会が認定する世界基準「ダークスカイプレイス」を国内で初めて取得することを目指し、星空ガイドの育成に取り組むほか、石垣島をスタンドアップパドルボード(SUP)の中心地にしていくために国内外でPR活動に力を入れることになった。欧米諸国での旅行博でプロモーションを展開することも決めた。
同協会からの認定取得では、石垣島天文台と協力してガイドを育成し、星空観光の定着を目指す。
SUPについては、石垣市から観光誘客プロモーション業務を受託し、自然環境を活用した「エコなスポーツ」として国内外で誘客に力を入れる。
「石垣島フィルムオフィス」は市から移管し、映画やテレビ、雑誌などの取材を通し、石垣島の知名度アップを図っていく。
高嶺会長は「関係機関と協力して誘客活動を展開してきた成果が実績に結びついている。新空港開港3年目の大事な年。八重山観光が産業として定着するかは本年度にかかっている。さまざまな課題をクリアして次のステップに進むため、アンテナを広げて情報を収集、発信していきたい」とあいさつした。