1人の女性が一生に産む子供の平均数を示す合計特殊出生率で、石垣市は2013年で2.06人(推計値)となり、全国で最も高い沖縄県の平均1.94人を0.12ポイント上回った。人口の増減が無く、現在の人口維持が可能な出生水準となっている。13年の住民基本台帳に基づいて初めて算出、12日に公表した「2014年度統計いしがき」に記載した。
県平均は全国平均1.43人を上回り、全国トップ。市の県内順位について「2010年度の国勢調査をもとにした出生率で石垣市は県内市部の中でもトップだった。基本台帳ベースでは算出していない各市町村もあるため一概には言えないが、上位になっていると思う」(担当者)という。
中山義隆市長は「3人に近づけられるように子育て支援策に取り組み、全国一の出生率を目指したい。島を支えていく人材育成を図っていくためにも、子育て支援を充実させる大きなプランをつくって取り組んでいきたい」と述べた