第30回八重山盆栽展(日本盆栽協会八重山支部、八重山毎日新聞社主催)が石垣市民会館展示ホールで9日から始まった。10日まで。
会場には会員が丹精込めて育てたハマシタンやガジュマル、ブーゲンビリアなど12樹種計27点の力作が並び、初日から多くの盆栽ファンでにぎわった。
午前9時30分から開かれたオープニングセレモニーで本社の黒島安隆社長は「どれを見ても素晴らしい作品ばかり。ぜひこの技術を知らしめ、造形美が島全体に浸透することを願っている」とあいさつ。黒島社長、同支部の東大濵賢哲支部長、新城弘志審査委員長、金賞を受賞した金城一雄さん(64)がテープカットを行った。
その後、新城委員長が出展作品の講評を行った。
金城さんは「まさか金賞を取れるとは思っていなかった。葉の緑を保つための肥培管理が難しく、肥料や水のやり方を工夫した。もっと良い素材を集めて国風盆栽展への出品を目指したい」、八重山毎日新聞社賞を受賞した立津常雄さん(65)は「苦労したのはやはり肥培管理。これから台風の時期なので枝が折れないよう管理をしっかりしたい。7年前に県知事賞を取ったことがあり、もう一度狙いたい」と語った。