一般社団法人Mプロジェクト(新川義弘理事長)が手がける飲食と物販をメーンとした複合商業施設「石垣島ヴィレッジ」の起工式が9日午前、美崎町の金城商店跡地で行われた。21店舗が入居し、200人の収容が可能。完成すれば美崎町最大の複合商業施設となる。式には新川理事長や施設を管理する㈱海南ファミリー&パートナーズの尹泳斗(ユン・ヨンドゥ)代表取締役、工事関係者などが出席し、工事の安全を祈願した。今年11月15日に完成し、11月中のオープンを予定している。
建物は鉄筋コンクリート造3階建て。延べ床面積732・64平方㍍。総事業費は約2億円。
安全祈願では、尹代表取締役と中山義隆市長、工事を担当する㈱信用組の識名安信代表取締役がクワ入れを行い、無事故を祈願。
直会で尹代表取締役は「石垣市と関係者、皆さんの協力を得て、この場所を笑顔の絶えない場所にしていきたい。そして観光の起爆剤にしてみせる」、新川理事長は「東京だけでなく、島の人たち、訪れる観光客の縁を結びつけ、育てていく場所にしていきたい」とそれぞれ語った。
来賓あいさつで中山市長は「美崎町は建物の老朽化などが目立ってきており、石垣市としても再開発に向けてさまざまな計画を考えている。今回の石垣島ヴィレッジの開発が大きなスタートになる」と期待を寄せた。
同石垣島事務局では今後、石垣島や本島、東京でテナントの入居者説明会を開催し、7月中旬までに入居者を決定する。