▽5月10日の「黒糖の日」を前に行われた黒糖作り体験などのイベントには竹富町と与那国町の島産黒糖の小袋がテーブルに並び、訪れた市民や観光客が次々に手を伸ばした。訪れた男性の一人は「今年は与那国産がおいしい」と持論を交えて太鼓判。現場での黒糖論議は、竹富町派と与那国町派に分かれたが、互いに競い合えば相乗効果で品質は高まる。「黒糖王国八重山」に期待。
▽…於茂登岳を中心とする希少野生動植物の保護地区。山道入り口など5カ所に保護地区の位置を表示する看板が立っているが、利用者には分かりにくく、ボランティアパトロール員が説明に時間を要することも。いますぐ変えるのは難しいかもしれないが、シールを貼ったりするなど応急的な対応はできるはず。
▽…西表製糖工場の操業期間のずれ込みで刈り取り作業も延びている。5月ともなると気温が25度を超える夏日も多く、刈り取り作業には厳しい条件だ。場所によっては日陰もなく、無風の場所は蒸し風呂状態。今後は台風や梅雨の季節になってくることから、農家からは「作業がさらに遅れるかもしれない」と不安の声も。刈り取り作業を早めに終えるためにも人員の確保が急務となっている。