台風6号の影響を避けるため、八重山漁業協同組合は7日から急きょ、養殖モズクの収穫を行っており、8日までに約550㌧を収穫した。台風で養殖網からモズクが切れて流されてしまうのを防ぐための対策という。
同漁協市場販売課の與那嶺幸広課長は「この時期の台風直撃は珍しい。本来なら2週間かけてやる仕事だが、朝から休憩なしで作業している。10日も休日返上でやる」と話した。
水産物加工施設の完成が遅れているため、収穫したモズクは冷凍庫で保存され、施設の完成を待って加工、出荷される。
與那嶺課長は「施設ができれば手作業はなくなる。今年で最後になる」と、モズクを詰め込む手を休める間もなかった。