「ゴーヤーの日」の8日、JAファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」(本若展充店長)は八重山農林高校の生徒が育てたゴーヤ苗の無料配布や八重山調理師会によるゴーヤ料理の試食会を行った。
八重農は各学科で4月10日に苗を植え、500鉢を用意。グリーンライフ科3年の米盛英博君は「もらった人の笑顔が見たいと思って育てた。家で愛情を込めてゴーヤをつくり、体に栄養を届けてほしい」と話した。石垣保育所(西表ますみ園長)の3、4歳児30人は、園庭や各家庭で植えようと苗を持ち帰った。
同調理師会は生春巻きやサラダ、ケーキ、ジュースなどゴーヤを使った料理10品を100食ずつ用意し、約30分でなくなる人気ぶり。我那覇幸子さん(77)=石垣市美崎町=は、東京に住む息子と孫にゴーヤを送ろうと訪れ、「白あえ、ビーフンとのサラダがおいしかった。ゴーヤで飲み物や天ぷら、あえ物をつくってみたい」と舌鼓。一緒に来た長女(54)は「(ゴーヤには)いろんなアレンジの仕方があることが分かった。緑のカーテンとしても育てたい」と感想。
JAおきなわ八重山地区本部の照屋武美本部長は「ゴーヤはビタミンCなどが豊富な健康野菜。暑い夏を乗り切ってほしい」、生産者会の次呂久栄重会長は「ゴーヤは全国的に定着してきている」、ゴーヤー生産部会の東内原辰雄会長は「石垣島のゴーヤは今が旬」とそれぞれPRした。