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35年ぶりに故郷で運動会 石垣在新城郷友会

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約35年ぶりに島内で開催した運動会には大勢の島出身者が参加=3日午前、新城島上地の新城公民館前広場

 【新城】石垣在新城郷友会(大濵安彦会長、会員100人)は3日午前10時から新城島上地の新城公民館前広場で第41回運動会を行った。生まれ故郷での開催は約35年ぶり。昨年9月に防災施設の機能を備えた公民館が落成したことを記念して開催した。会員や島出身者の親族など約200人が多彩な種目に挑戦し、人口約10人の島が大きな歓声で沸いた。大浜会長は「島出身者や親族の人々が、島とのつながりを再確認できた」と島内開催を喜んだ。

 参加者は北村(ニスムラ)と南村(パイムラ)の競技に参加。

 「魚釣り大会」では本物のカンランハギ(トカジャー)とイスズミ(シチュー)をグラウンドに並べ、釣りざおで釣り上げて競った。浜崎海岸を折り返す往復約1200㍍走の「浜崎海岸見学」など新城ならではの種目も。幼児や小学生、中学生による走り競走や高齢者の縄ない競争も行った。

 昼食には参加者全員で魚汁に舌鼓を打った。

 1975年に廃校となった上地小学校に小学5年生まで通っていた安里行雄さん(54)は「小さな島の運動会に大勢の人が来てくれて驚いている。島出身者の子や孫に新城島の歴史と文化をこれからもつなげたい」と話した。

 太平洋戦争の影響で1942年に新城島から西表島大原に移住した登野原武さん(86)は「島で毎年行われていた昔の運動会を思い出した。島出身者とは疎遠になりがちだったが、久々に顔を合わせる人もいてうれしい。また地元でやってほしい」と喜んだ。


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