ロッテの大嶺祐太が、5回2失点で今季初勝利。直球、変化球とも切れ、要所で低めに決まった。四回2死満塁のピンチで岡を見逃し三振。五回に2点を失った後は、陽岱鋼とハーミッダを三振に仕留めて計9奪三振。「すごくうれしい。出来過ぎです」と笑みがこぼれた。2試合続けて先発投手が序盤で大量失点していただけに、伊東監督は「すごい良い投手に見えた」。冗談めかして褒めた。
3日の北海道日本ハム戦で今季初勝利を収めた千葉ロッテマリーンズの大嶺祐太について、祖父の武弘さん(75)は「この勝利から今季が始まる」と喜んだ。祐太からは2日に先発の連絡があり、チームの連敗ストップを願い激励した祖父は「四回までは安心してみていたが、五回は手に汗握った」と安堵(あんど)、「翔太と一緒に出る姿をみたい」と今後に期待した。
おじの匤司さん(49)は「前回登板から球が低めにいっていた。2軍で地道に取り組んだ体幹トレーニングの成果だろう。スピードも戻り、変化球も決まって投球の幅が広がった。次はローテーションを守ってほしい」と語った。
同日、武弘さん宅には知人が集い、画面に向かって監督さながらにげきを飛ばしながらストライクやアウトのたびに手をたたいて応援。祐太がチームの連敗を止めると、「サンデー祐太だ」と万歳し、祝杯をあげた。
六回に井口資仁の代走で出場した翔太が、八回に第1打席を迎えると声援が送られた。