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新八重山病院、7月に入札公示 10月にも着工か

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旧石垣空港跡地に建設される新八重山病院の完成予想図

 県病院事業局は7月にも新県立八重山病院本体工事の一般競争入札を公告する見通しとなった。順調にいけば、9月に施工業者が決まり、早ければ10月にも着工して2017年の開院を目指す。新八重山病院が整備される旧石垣空港については磁気探査の必要性に対する関心が高まっている。同局では、詳細設計を6月に完了して用地を取得した後、敷地の磁気探査を実施する。同局は敷地周辺については「他の所管(同局以外の機関)が実施する予定だが、患者の安全のためにもしっかりと探査を行ってもらいたい」としている。

 同局県立病院課の幸喜敦副参事は整備スケジュールについて「うまくいけば秋ごろには着工できる。今後は病院側の求めるものと予算の調整が必要となってくると思うが、なるべく要望に応えられるようにしたい」と述べた。

 新八重山病院は、旧石垣空港跡地内敷地約4万平方㍍に移転新築するもの。病院棟は、鉄筋コンクリート造の地上5階建て、延べ床面積2万3200平方㍍(建築面積8900平方㍍)。

 1階に総合受付、外来、救急、こころ科、リハビリ室、調理室、防災センター、2階に手術部門、集中治療室・高度治療室・周産期、人工透析・化学療法検査部門や講堂、3階に一般病棟と空調機械室、4階に一般病棟、感染症病棟、5階に研修ラウンジなどを配置する。

 病床数は現在の288床から302床(4人部屋と個室)に増床する。予定工事費は100億円程度を想定している。


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