5月4日の「ミンサーの日」に向け、新しいデザインを創出しようと、石垣市織物事業協同組合(平良佳子理事長)が組合員を対象に開いた「第3回八重山ミンサー半幅帯新作コンテスト」の表彰式が28日午後、石垣市伝統工芸館で行われ、最優秀賞と色彩賞に輝いた来間倫子さん(48)=石垣市新川=ら14人に賞状が贈られた。
新作コンは組合員23人の作品80点を審査対象に、4月上旬に協賛する都内の㈱やまと22店舗の来客約400人(1人3票)が投票した。
賞状を授与した一般財団法人衣服研究振興会の矢嶋孝敏理事長は、来間さんの作品について「白地にピンクやオレンジの色がバランスよく入っており、とてもモダン。浴衣や大島紬にも合うので、八重山のミンサーを伝えるにはちょうどいい」と評した。
来間さんは「最近は色彩の組み合わせを楽しみながらデザインを考えていたので、自分がいいかなと思った作品が選ばれてとてもうれしい」と話した。
受賞作品は5月2、3日午前10時から市民会館展示ホールで開催される第23回織物事業協同組合展「島のはたおと いつぬ世までぃん」で展示される。
受賞者は次の皆さん。▽最優秀賞=来間倫子▽優秀賞=松下康子、与儀あけみ▽準優秀賞=上原久美、本宮清美、城間美賀子、今井みゆき、東由紀子▽デザイン賞=今井みゆき、上原久美▽色彩賞=来間倫子、田安苗子▽技術賞=西島本京子、千田由紀