読書に親しむ子どもの育成につなげようと石垣市立図書館(野底由紀子館長)が行っているブックスタート事業は本年度から3~4カ月児にも絵本を配布することになり、25日午後、石垣市健康福祉センターで行われた健診では親子約30組が絵本を受け取った。
同館によると、これまで3~4カ月児の健診が日曜日に当たることがあり、実施できていなかったが、石垣市文庫連絡協議会(潮平俊会長)に委託して行うことになった。
長男の直緒君(5カ月)の健診で来た武冨啓至(よしゆき)さん(34)と綾さん(24)夫妻=石垣市大浜=は「事業について知らず、絵本をもらえてうれしかった。早めの読み聞かせが良いと聞いたので、これからたくさんしていきたい」と笑顔。
長女の愛花ちゃん(4カ月)と一緒に訪れた野里静香さん(32)=同真栄里=は「図書館にも足を運び、読み聞かせをする絵本を借りたい」と語った。
同協議会の会員は「赤ちゃんにたくさん声かけをし、愛情をいっぱい体で感じさせてもらいたい。この時期から親子で絵本を楽しめることを知ってほしい」と話した。