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11月以降にチャーター便運航

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11月にも石垣路線へチャーター便を運航する可能性が高まったアシアナ航空=2013年3月7日南ぬ島石垣空港

 20日に韓国の大韓航空とアシアナ航空へ石垣路線の運航と定期路線化を要望した八重山経済人会議(大浜一郎代表幹事)に対し、両社とも冬場の11月以降にチャーター便を運航する考えを伝えていたことが22日午前、同会議への取材で分かった。夏場と冬場の宿泊ホテルの確保やゴルフ場の建設、国際線ターミナルビルと駐機場の拡張などが定期化の課題として指摘され、大浜代表幹事は「定期化の課題は多いが、各社とも石垣路線に興味を示している。今冬にはチャーター便が来るだろう」と期待した。

 同会議は要請で、単発で実施するスポットチャーター便から定期便化を目指すよう要望。大韓航空の担当者は「(運航に向けて)バックアップしてほしい」と述べた。アシアナ航空の担当者は積極的な姿勢をみせた。

 両社とも石垣への運航について「韓国人旅行客は冬場の避寒地として温暖な気候や癒やしを求めている。大自然も魅力を押し上げている」と八重山向けの旅行需要の背景を説明したという。運航時期については、10月末まで中華航空が石垣路線で運航していることを念頭に、国際線ターミナルや駐機場が混み合うのを避けたいとの考えだった。

 大浜代表幹事は、県文化観光スポーツ部が21日に発表した2014年度の観光客数のなかで、韓国からの観光客が19万1700人になったことに触れ、「その2割の観光客数を八重山に誘客したい。そのためには今後のキャパシティーに耐えうる国際線ターミナルビルとして1・5倍の拡張や案内板と通訳の充実が必要」としている。

 また、「自然の魅力を生かした八重山ブランドでアッパーミドル層(中流階級の上位層)を狙った旅行商品を創出し、夏場は台湾、冬場は韓国という2本柱で誘客すべきだ」と話した。

 両社は南ぬ島石垣空港が開港した2013年3月7日、韓国から初めて仁川(インチョン)からチャーター便を運航。大韓航空は15年2月15日と18日に旧正月の3連休に合わせたツアーでも運航している。


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