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野菜生産部会が発足

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 【与那国】JAおきなわ八重山地区本部与那国支店に野菜生産部会(本田哲也部会長、部会員12人)が11日設立され、生産農家とJA、行政が島内野菜の生産振興に取り組んでいく組織体制を確立した。島内野菜の生産率は極めて低く、島内で消費される野菜のほとんどを移入ものに頼っているのが現状。生産部会では今後、生産量を拡大して地産地消、島外への販路拡大につなげていく考えだ。

 同支店内の生産部会は水稲、和牛を含めて3部会となる。

 野菜生産部会は島とうがらし、クシティ(コリアンダー)、ゴマ、島らっきょうなどの栽培講習会の開催、島外視察などを計画している。

 会員は30代から80代までと幅広く、町産業振興課は「世代を超えた新たな活動が展開されることを期待する」としている。

 本田部会長(33)は「島内では野菜が不足している。今後は組織として生産量をアップし、島外への販路をつくりたい。島外にも出すことが地産地消にもつながる」と意気込んでいる。

 JAおきなわ与那国支店の石川徳之経済課長は「長命草をのぞき島内野菜の現状は家庭菜園程度。個々人の生産を強化し、地産地消で子どもたちに島の野菜を食べてもらい、与那国のブランドもつくりあげていきたい」と話している。

 設立総会は与那国町構造改善センターで行われ、役員を選出したほか、事業計画や予算案などを承認した。町やJA、県の担当者らも出席、連携していくことを確認した。

 部会長以外の役員は次の皆さん。

 ▽副部会長=鹿川義信▽書記会計=林健太郎▽監事=与那原繁、小嶺博泉。


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