▽…八重山商工と稚内大谷の野球部が2日夜、夕食を取りながら交流した。八商工の選手が大谷の選手に「沖縄っぽい顔だね」と声を掛けると、伊志嶺吉盛監督が「お前が言うか」とやじるなど和やかな雰囲気だった。稚内は国内最北の市。冬場は雪に閉ざされる環境を知った八商工の選手は「(石垣は)一年中野球が出来る恵まれた環境」と実感。プレー以外での交流が選手たちのステップアップにつながっているようだ。
▽…各単位老人クラブへ会員の拡大を積極的に呼びかけている石老連は、2000人余りの会員を持つ大所帯だ。高齢化社会に突入している石垣市だが、お年寄りが持つ熟練の「技」や「舞」は趣味のクラブを通して発表され、まだまだ現役だ。「生きがい」や「居場所づくり」として石老連の役割は大きく、その土台は加盟する地域の単位老人クラブ。特色ある老人クラブの魅力をどう発信するかに注目だ。
▽…平久保半島東側にある多良間田跡について、多良間村が土地所有者の石垣市から借り上げ、復元を計画したことがあるが、埋蔵文化財保護法が壁となって実現しなかったという。復元すれば生産遺産を破壊するおそれがあるため。手をつけるのは無理だとしても、現存すると言われる畝や導水路の跡は、せめて見えるようにしてもらいたいところ。