八重山3市町は1日、人事異動を行うなど人心を一新して2015年度の業務をスタートさせた。同日午前、年度始め式を行い、各首長が「住民の福祉の向上に全力で取り組んでもらいたい」と訓示した。
石垣市は同日、児童家庭課に子ども政策係(4人)、企画部に地方創生係(2人)をそれぞれ新設した。7月ごろには内閣府から派遣される職員を企画部長に配置、年内の地方版総合戦略策定を目指す。同戦略では、子育て政策を柱に据える予定だ。
子ども政策係は、子ども・子育て新制度に伴うもの。同制度に基づき策定された支援事業計画(5年間)の着実な実行を目指す。
年度始め式は午前10時半から玄関ピロティで行われ、中山義隆市長は「好調な経済、石垣市の発展を維持するために知恵を出し、汗をかかなければならない。各課で数値目標を掲げ、実現に全力を尽くしてもらいたい。今年は市民が生活の豊かさを実感できる年にしたい」と述べた後、自ら音頭を取り、「頑張ろう」を三唱した。