「命草NUCHIGUSA」をテーマに2月7日から2日間、石垣市健康福祉センターでハーブフェスティバルin八重山を初開催した八重山地区ハーブフェスティバル実行委員会(会長・中山義隆石垣市長、委員16人)は27日、市役所で最終の会議を開き、「産業振興につながる」として継続する方向性を確認した。今後、フェスタの内容、組織体制、運営方法などを検討していくことになる。
フェスタには予想の2500人を大きく上回る約9000人が来場。実行委は「当初計画を超える大きな成果を上げることができた」とする事業報告をまとめた。
委員からは「八重山の自然の素晴らしさ、健康都市をPRできる」「今回が始まり。継続して開催すれば地域振興につながると確信する。命草をブランドにしたい」などと継続を望む意見が相次いだ。
実行委を支えたワーキンググループへのアンケートでも、回答したメンバー(22人)の8割超が「また参加したい」と答え、農林水産業への効果についても「ある」とした。
「命草」についてどのようなブランドにしていきたいか聞いたところ、「健康」「安心・信頼」「品質」「伝統」「親しみ」の順に多かった。
中山市長は「来年も開催してもらいたいという声をたくさんいただいた。命草は産業振興の柱になる可能性がある。しっかり育てていきたい。継続する方向で進めたい」と述べた。
事務局長を務めた岩下幸司農水部長は「今回は一括交付金を活用できたが、次回は協賛金なども考えないといけない。フェスタの内容が多岐にわたるので、体制を組み直し、竹富、与那国を含めてやってもらいたい」と要望した。
フェスタの収支決算は予算額765万円に対し、決算額は600万円だった。