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事故防止にセンターポール 交差点、意識しやすく

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 通称4号線と交差する市道縦1号線に設置されたセンターポール。「交差点注意」と一時停止を求めている=24日午後、石垣市登野城

 通称・気象台西通り(市道縦1号線)の2カ所に、「交差点注意」と呼びかけるセンターポールが26日までに設置され、ドライバーの注意を喚起している。設置された2カ所には一時停止線が設けられているが、幅員が広いことから優先道路と勘違いして交差点に進入するケースがあるため、石垣市が一時停止の徹底を目的に設置した。道路中央線にポールをたてる交通安全対策は市内で初の試み。

 設置したのは、砂川冷凍総合食品東側の4号線との交差点と、国道390号との交差点。

 気象台西通りでは停止線と一時停止の標識、赤色のカラー舗装などで注意を促しているが、土地に不慣れな観光客も多く利用しており、4号線の交差点では2014年6月、幼児1人を含む4人が乗ったレンタカーが一時停止をせずに直進して普通乗用車と衝突し、5人が軽傷を負う事故が発生している。

 両交差点は事故の危険性が高いとして地域から信号機設置の要望も出ている。付近の住民からは「子どもも多く利用する交差点なので、信号機の設置を要望しているのに」との不満も。

 ただ、信号機の設置については県公安委員会が、交通事故の頻度などを考慮し、優先順位を付けて設置を進めており、気象台西通りではまだ設置の予定がない。

 このため、市と八重山署が協議し、視覚に訴える効果を見込んでポールを設置した。

 4号線をよく利用するという40代の男性は「4号線が優先道路だが、気象台西通りとの交差点ではいつ車が飛び出してくるか分からず、ブレーキに足をかけて注意していた。気象台西通りを通ってみたところ、交差点を意識しやすい」とセンターポールの設置を評価。

 市すぐやる課の宮良信則課長は「今後も危険な箇所には、対応していきたい」としている。

 八重山署交通課の与那覇長次課長は、管内の人身事故の約5割が交差点で発生していることを挙げ、「両交差点以外でも、標識に従い、事故防止に努めてほしい」と呼びかけている。


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