【与那国】日本一早い夏の到来を告げる「日本最南端!八重山の海びらき」(八重山ビジターズビューロー主催)が22日午前、与那国町久部良ナーマ浜で行われ、久部良小中学校の児童生徒が元気いっぱい海びらきを宣言した。会場には大勢の子どもたちや観光客が訪れ、初泳ぎや海上収穫祭などを楽しみ、一足早い夏の海を満喫した。今後1年間、八重山観光のPR役を務めるミス八重山の発表もあった。(8面に関連)
この日は薄曇りで、あいにくの空模様。最高気温は21.5度(午後2時57分)までしか上がらず、風もあったため、肌寒さを感じる海びらき。午前11時すぎに安全祈願が行われた後、祖納青年会の伝統芸能「ミティ唄」で幕開けした。
八重山ビジターズビューロー会長の中山義隆石垣市長は「八重山の海の行事やマリンレジャーがこの1年、無事故で快適なシーズンであるよう祈念する」とあいさつ。久部良小中学校の児童生徒が「日本最西端のビーチ、ナーマ浜より2015年の海びらきを宣言する」と元気いっぱいPRした。
関係者のテープカットの後、初泳ぎがスタート。子どもたちや観光客が一斉に海に入り、あちこちで水しぶきや歓声が上がった。
特設ステージでは、祖納青年会が棒踊りや舞踊を披露したほか、与那国島出身の与那覇歩さんが民謡ライブ、「フラオハナ ピハハウオリ」がフラダンスを繰り広げた。
浜辺ではビーチ宝探しも行われ、埋まっている宝(球)を子どもたちが夢中になって探し、景品をもらって大喜び。
自転車が当たった永岡波音ちゃん(3)=与那国町祖納=は「うれしい。初泳ぎは寒かった」と感想。母親の美帆さん(29)は「石垣島まで行かないと自転車は手に入らないのですごくうれしい。もう少し大きくなったら乗せたい」と笑顔で話した。
初泳ぎを楽しんだ与那国小6年生の譜久嶺和沙君(12)は「寒くて水温も冷たかったが、泳いでいるうち