石垣市は、来年の千葉ロッテマリーンズ春季キャンプでオープン戦を実現させるため、受け入れ態勢の準備を進めていることが19日までに分かった。球団からの正式発表はまだないが、開催されればキャンプ7年目にして初めてとなる。例年だと年明け1月中旬ごろ、キャンプ日程などが発表されている。
公式ファンクラブ、1SHIGAKI26の大城文博代表は「生でプロ同士の真剣勝負が見られる夢のような話。他チームとの対戦は紅白戦とは全く違う空気になる。市の活性化にもつながる」と期待を寄せ、バックアップする考えを示した。
また、市は2軍の春季キャンプ誘致に向けても動いており、決定すれば総勢約150人規模の1・2軍合同の石垣島キャンプとなり、市出身の大嶺祐太、翔太(本名・大嶺翔太)が兄弟そろって石垣島から来季をスタートさせることになる。
市観光文化スポーツ局の嘉数博仁局長によると、2軍の誘致に向け、ブルペンやバッティングゲージを現施設に隣接するスペースに仮設で整備する予定だ。
合同キャンプは当初から球団が要請していた事項。「合同でキャンプを行う方が、競争意識が生まれ活性化できる」という。
嘉数局長は「ロッテの飛躍に貢献できるよう、石垣市としてバックアップしたい。また当市出身の大嶺兄弟の活躍にも期待したい」、大城代表は「プロになった翔太を見た地元の人は少ないはず。合同キャンプは、ロッテの全選手が見られるいい機会。1・2軍の入れ替えなど活気あるキャンプになるのではないか」と話している。