石垣市(中山義隆市長)と市観光交流協会(宮平康弘会長)や石垣岩手かけはし交流協会(高木健会長)など8団体は19日夕、庁議室で、岩手県北上市との友好都市提携に向けた関係団体との意見交換会を開き、締結に向けて取り組むことを確認した。来年1月の石垣島マラソンでの締結を目指す。今後、8団体が北上市と同様、市議会12月定例会への議案上程を要請していく。
石垣市と北上市は1994年に東北地方が大冷害に見舞われた際、岩手県の種もみ緊急増殖事業をきっかけに交流が続いている。北上市市商工会議所と北上観光コンベンション協会から要請を受け、高橋敏彦市長が中山市長に友好都市を打診していた。
意見交換会で宮平会長は「北上市とは、ほかの友好都市と比べても遜色ないほど交流しており、早い時期に推進してほしい」と早期締結を求め、高木会長も「民間のかけはし交流は20年も続いており、機は熟した。この時期に締結することは東日本大震災で被災した人たちに対しても意義のある事ではないかと思う」と述べた。