八重山音楽協会(浦添幸子会長)は「戦後70周年記念コンサート“よみがえれ!ふるさとの歌”」を6月28日、石垣市民会館大ホールで開催する。当日は地域の各団体にも参加を呼びかけていく。12日午後、市内のホテルで会見した浦添会長は「戦後から復帰前まで八重山でも多くの歌が作られてきた。私たちに明日への活力を与えてくれた歌を思い出し、当時の様子とともに子や孫に伝えていきたい」と話した。
同会では、戦後から沖縄の本土復帰までの間に八重山で作られたふるさとの歌を掘り起こし、後世に伝えていこうとコンサートを企画。昨年7月から歌の掘り起こしを進め、現在、玻座間里芳作詞・仲里長宜作曲の「若人の歌」や本盛茂作詞・新崎善人作曲の「若草の子ら」、宮良政貴作詞・作曲の「愛の子守唄」など50曲以上が確認されている。
掘り起こしに当たっては、曲のメロディーは覚えていても歌詞やタイトルを忘れてしまっているケースがあり、曲探しに苦労したという。
同会では、コンサートで歌われなかった曲を含む歌曲集「戦後生まれの八重山の歌」も出版する予定。
午後2時開演。入場料は
990円。チケットの販売は調整中。問い合わせは事務局の前里和江さん(090—8292—7708)。