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【石垣市長選】「ベテランの私に」と訴え 大浜氏が出馬表明

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支持者を前に出馬の意向を表明する大浜長照氏=30日午後5時20分ごろ、後援会事務所

 前石垣市長で国頭村立東部へき地診療所長の大浜長照氏(66)は30日、後援会事務所で記者会見し、来年2月23日告示・同3月2日投開票の市長選に立候補すると発表した。「石垣市をどうにかしてほしいという強い要請を受け、黙ってはおれないという思いだ」と出馬を受諾した理由を説明、「私なら市民の要望に応えられるようなまちづくりができる。やる自信がある。ベテランの私に任せてほしい」と訴えた。

 後援会の共同代表には元教育長の江川三津恵氏、県議の高嶺善伸氏、元自民党石垣市支部長で前市議会議長の入嵩西整氏のほか、元八重山在宮古郷友会長の宮国恵慈氏が就任した。幅広い層を網らした組織を目指すとしており、革新政党への積極的な推薦依頼はしない方針だ。

 大浜氏と国頭村との契約は来年3月末まで。大浜氏は26日に国頭村長と協議し、2月の1カ月間は休暇をとることで合意。臨時の医師の確保にもめどがついているという。

 大浜氏は会見で争点については「安心して住める石垣市、希望の持てる石垣市、力強い石垣市にできるかどうかが重要なポイントになると思う」と述べ、「市民生活に密着した課題をどう解決するか、身近な問題を拾って解決していく力が求められていると思う」と述べた。

 自衛隊へのスタンスについては「不要だと言ったことはない。人命救助や災害救助になくてはならない存在。国の自衛権も認められている。ただ、他国に行かず、日本にとどまって攻められたときに防衛に徹するべきだ」との認識を示した。

 共同代表の一人、宮国氏は「平和と福祉に対する考え方を支持する。この方以外に考えられない。今の八重山、日本の状況をみるとじっとしておれない。今の動きは絶対許せない。残る人生を平和と命の問題にささげたい」と支持を表明した。

 大浜長照(おおはま・ながてる)。1947年10月18日、石垣市登野城生まれ。群馬大学医学部卒。県立八重山病院に勤務し、検査科・呼吸器科医長、内科医長、副院長、院長を経て93年12月に辞職。同年3月の市長選で初当選し、4期(16年)連続当選。5期目を目指した2010年2月28日の市長選で落選した。


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