第5回石垣島ジュニア陸上教室(石垣島アスリートクラブ主催)が7日、市中央運動公園陸上競技場で開催され、昨年のアジア競技大会十種競技3位の中村明彦(スズキ浜松アスリートクラブ所属)が、小学1年から一般まで総勢約150人にウオーミングアップや投てきなどを手ほどきした。
第1部のウオーミングアップでは片足で立ちながら体を前傾させ、バランス感覚を養いながら体を動かす方法を紹介。その後、3グループに分かれ、短距離、走り幅跳び、投てき競技のボーテックス投げの指導が行われた。
第2部は、100㍍、走り幅跳び、ボーテックス投げ、1000㍍の混成競技で得点を競う「石垣島最強陸上王決定戦」が行われ、小学1~3年男子は武富勇翔(八島小3年)、同女子は仲原聖菜(平真小2年)、小学4~6年男子は山下啓翔(大浜小6年)、同女子は川本莉子(平真小6年)、中高生男子は前三盛喬貴(八重高2年)、同女子は玉城茉歩(石垣第二中2年)が優勝した。
中村選手は「フレンドリーで元気な子が多い。教えたことをやろうとする素直さを感じた。自分たちも普段のトレーニングに取り入れている体の動かし方などは、年齢に限らずやっておいて損はない。混成競技はいろんな種目に挑戦して得手不得手を把握し、さらに各種目を頑張ることが醍醐味(だいごみ)」と話した。
同じ混成競技者の前三盛は「中村選手は体も走りも迫力あった。幅跳びのジャンプで具体的なアドバイスをもらえた。刺激になり、絶対にインターハイに行きたいと思った。今年はじめて記録を計った。夏に向けていい調整をしたい」と感想を語った。