石垣市立図書館(吉見武浩館長)は、北西部の市民が近隣の学校に本を返却できるシステムを4月から稼働させる予定だ。2月から試行している取り組みを継続させる。対象地区は白保から崎枝までの北西部。月曜から金曜までの午前9時から午後4時までに各学校の事務室に返却された本を週2回、回収するもの。
同館は1月8日から31日まで北西部の利用者を対象にアンケートを実施したところ、同館での返却について「不便」と「そう思わない」がそれぞれ50%に分かれる一方、学校での返却が可能となった場合には「利用する」とした人が72%と大半を占めた。アンケートには26人が回答した。
同館資料サービス係の新本当之主任は「実施してほしいという意見が多く、対応していきたい」と話している。土日が休みの人にとっては、利用しづらい時間帯となっており、今後の課題として検討する考え。
一方、同館では第1水曜日に川平公民館、第3水曜日に伊原間公民館で移動図書館を行っており、その場での返却も可能。いずれも午後2時から同4時までとなっており、新本主任は「貸し出しもしている。ぜひ利用してほしい」と呼びかけている。