石垣市は5日までに、2012年度から3カ年計画で始めた防犯灯をLED(発光ダイオード)に切り替える作業を完了した。全島LED化で集落内道路が明るくなったほか、防犯灯管理に要する費用の軽減も期待されている。蛍光灯などに比べて電力の消費量が少ない上、長持ちするため、市はLEDに切り替える前の管理費を半減できると見込んでいる。
市民生活課(名嘉昇課長)によると、3カ年で島内にある防犯灯1549基すべてを蛍光灯などからLEDに換えた。
15年度の電気料金はLED化前の579万円から331万円、修繕費は407万円から109万円になると見込んでいる。
電気料金と修繕費などを合わせた防犯灯管理費は1020万円から5243万円になる見通し。
一方、防犯灯の管理について市は14年5月から、北部7公民館で自治組織が管理する地域管理型に移行しており、15年度は新たに大里、崎枝、名蔵の3公民館に委託する予定だ。
防犯灯管理のあり方をめぐっては、外部委員で構成する検討委員会が13年4月、行政連絡員の委託料とセットで移管するよう答申していることから、市は公民館長が行政連絡員を兼ねているところから、地域管理型への移行を進めている。