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延べ12万人余が利用 石垣市子どもセンター

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仲良くゲームやお絵かきで楽しく過ごす子どもたち=27日午後、石垣市子どもセンター

 放課後の子どもの居場所をつくり、子育て世帯をサポートする石垣市子どもセンター(所長・運道徹児童家庭課長)が2月1日で開所5周年を迎えた。今年1月末日までの利用者数は延べ12万7960人。子どもたちの放課後の利用のほか、保護者の交流や情報交換の場にもなっており「共働き夫婦にはありがたい」と好評だ。28日は節目を記念して5周年祭も開かれる。

 子どもセンターは子育て中の保護者と乳幼児を支援するとともに、子どもたちが放課後に過ごせる場として2010年に市健康福祉センター内で開所した。

 児童福祉法の児童館に準ずる施設として18歳以下の子どもたちが利用できる。09年7月、子育て支援に関心をもつ保護者らが1500人余の署名を添えて市や議会に要請。これに応える形で実現した。同センターには絵本コーナーや畳間など、子どもたちが遊んだり、勉強できるスペースがあり、1日平均100人前後の子どもたちが利用している。利用者の約半数が小学生、3割が乳幼児、2割が幼稚園児となっている。14年3月からは真喜良第2団地の集会施設を利用した館外活動「とびだせ児童館」も週2回実施している。

 小学生の利用は登野城小学校の7876人が最も多く、次いで平真小3225人、八島小1053人。大浜小や真喜良小、新川小からの利用者もいる。

 同センターを利用している30代の女性は「まだ幼い子どもがいて手がかかるので、お兄ちゃんが遊べる場所があって助かる。母親間の交流もあり、情報交換の場にもなっている」と話した。

 運道課長は「近隣学校の放課後の子どもの居場所づくりに役立ててもらっているが、遠く離れた地域の人たちにとっては不便。各地域に児童館のようなものができるよう、子育て環境の充実に努めていきたい」と述べた。

 同センターは月~土曜日の午前10時から午後6時まで。無料で利用できる。5歳未満は保護者同伴。


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