劇団四季の第10回石垣公演「魔法をすてたマジョリン」(八重山毎日新聞社主催)が25日夜、石垣市民会館大ホールで開催され、満員の観客を魅了した。
公演は本社の創刊65周年記念事業の一環。作品は第1回公演で上演された人気のファミリーミュージカル。
魔女の夜祭りをのぞきに行った罰として魔女の検定試験を受けることになった小学生の元気なマジョリンが、魔法で村人を困らせようとするが、心優しい青年ダビッドと出会い、思いやりや信じ合うことの素晴らしさに目覚めていく、という物語。
会場を埋めた観客らはファンタジーの世界へと引きこまれ、マジョリンを勇気づける劇中歌「心から心へ」を大合唱する場面も。
家族と来場した八尋日乃香さん(新川小4年)は「去年の『はだかの王様』とは違ったおもしろさがあって楽しかった。来年も見たい」と満足。
ウイングキッズリーダーで活動している波照間巧海君(石垣中1年)は「発声や息の合った動きなどがとても勉強になった。自分たちの舞台に生かしたい」と話した。
10回目の節目を記念し、本番前のリハーサル見学会もあった。