石垣市教育委員会(仲山久紀委員長、委員4人)は23日午後、市教委で第14回(2月)定例会を開き、2015年度一般会計予算(教育予算)案などについて審議し、原案通り承認した。
当初予算額(内示)は前年度当初比13億3697万円(60.5%)増の35億4575万円。登野城小学校の新増改築事業の14億2539万円が主な増額の要因。
一方、体験学習助成事業や新石垣市立八重山博物館建設に係る基本構想策定事業は財政当局に一括交付金の予算措置を要求したが、認められなかった。
体験学習については委員から「追加交付という形ができるのであればお願いしたい」という意見があり、いきいき学び課の丸山さい子課長は「子どもたちの成長を大きく感じられる事業だっただけに非常に残念。今後、追加申請があれば申し込みたい」と述べた。
八重山博物館の東迎正則館長は「2年間進めてきただけにショックを受けている。どのような形になるか分からないが、年度途中で補正を組むなど、これから考えていかなければいけないと思う」と話した。
定例会では、市立学校給食センター会計規則の一部改正についても協議し、4月から適用する給食費の値上げ額も承認。小学校は1食当たり現行の205円(保護者負担額167円)から235円(同193円)、中学校は225円(同184円)から265円(220円)になる。