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夫婦そろって100歳

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そろって100歳を迎えた入嵩西清佐さん、秀さん夫妻=18日午後、新川の自宅

 石垣市新川に住む入嵩西清佐・秀さん夫妻がそろって今年数え100歳を迎え、周囲から祝福されている。二人は1916(大正5)年生まれ。清佐さんが耳が少し遠いほかは、二人ともかくしゃくとしている。夫婦そろって1世紀を生き抜いたことに「子や孫のおかげでここまで来られた」(清佐さん)、「この家に嫁いでほとんど病気もしなかったのは素直に生きて来られたから」(秀さん)と話した。

 清佐さんは新川の農家の長男として生まれ、市議会議員、市教育長、石垣農協組合長、石垣市老人クラブ連合会長などを歴任。秀さんも多忙な夫を支えながら新川の婦人会活動など地域のために尽力してきた。

 1937(昭和12)年に結婚。子ども6人、孫8人、ひ孫9人に恵まれ、現在は入嵩西整さん(73)・明子さん(同)の長男夫婦と暮らしている。

 長寿の秘訣(ひけつ)を尋ねると、上の歯が健在という清佐さんは「これが100年の歯」と白い歯をみせてくれた。

 今でも「ブー(苧麻)」を刈り取る作業をしている秀さんは「最近はブー紡ぎも大変だが、売れるのが楽しみ」と話した。

 この100年間で1番の思い出について清佐さんは「70歳を過ぎてから始めた書道。82歳の時に教師免許を取り、老人クラブでみんなに教えたことだ」と話した。秀さんは「二人で100歳まで一緒に生きられたこと。カジマヤーも二人でできたし、幸せで胸いっぱい」と笑顔をみせた。

 入嵩西さん夫妻には旧正月の19日、新川字会(黒島健会長)から表彰状が贈られることになっており、清佐さんは「字会に心尽くしに感謝している」と述べた。


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