石垣市立学校給食センター(宮良信世所長)は17日夕、石垣市健康福祉センターで給食受配校のPTA会長を対象に説明会を開き、来年度から適用する給食費の値上げ額とその理由を説明した。
ほとんどの学校が「子どもたちの栄養価が確保されるのであれば値上げしても構わない」と賛成する一方で、未収対策を強化するよう要望。「未収が増え、値上げしたにもかかわらず栄養価が確保できないという状態は避けてほしい」などの意見が挙がった。
全保護者を対象にアンケートを実施したという海星小学校の奥田成彦PTA会長は「未収対策に割かれている時間が無駄。第三者機関を立ち上げ、回収できるようにする必要があるのでは」と指摘。さらに「保護者やPTAが未収対策について提言できる場所や機会をつくってほしい」とも述べた。
入学時に誓約書を書かせるといった方法を求める声もあり、宮良所長は「徴収担当者の会合で説明し、そのような形でできるよう進めていきたい」と話した。
このほか、ある小学校のPTA会長から「学年が上がるほど量が足りていないように感じる。学年ごとに給食の量を調整できないか」という指摘もあり、宮良所長は「必要と感じているが、今回は時間がなく、考えられなかった。しばらく様子を見ながら再度検討させていただきたい」と説明した。