八重山地域の農山漁村の活性化に向けた「グリーン・ツーリズム研修会」(県村づくり計画課主催)が13日午後、県八重山合同庁舎で開かれた。研修会では修学旅行客の民泊受け入れなどを行っている石垣島田舎体験プロジェクト実行委員会副委員長の砂川拓也氏が講師を務め、雨の日の修学旅行客の受け入れなどについて事例を紹介しながら講演した。
砂川氏は、沖縄らしい交流教育活動について記載してある手引書をもとに講演。雨の日の修学旅行客受け入れには「貝殻を集めておき、子どもたちの想像力を生かした物づくり体験も良いと思う」と勧めた。
雨の日の修学旅行客への対応について、参加した約20人の同プロジェクトメンバーらは「国立天文台に連れて行っている」「指笛講習会も喜んでもらえている」とそれぞれの取り組みを紹介し合いながら理解を深めていた。
ほかにも、食品衛生・品質管理コンサルタントQSCサポートの屋比久善昭氏が食物アレルギーの予防と緊急時の対応について説明し、ハザードマップ作りや危機対応に関するワークショップも行われた。
また、同課では2013年度グリーン・ツーリズム支援事業で、グリーン・ツーリズムに取り組む農林漁業者の資質向上を図るため「グリーン・ツーリズム研修プログラム」と「沖縄らしく交流教育活動を行うための手引書」を作成。同課ホームページで配布している。