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統廃合めぐりアンケート 与那国町教委

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統廃合に関する住民へのアンケートが予定されることになった久部良中学校(1月28日)

 生徒数の減少で久部良中学校(島仲信秀校長)の統廃合が取り沙汰されていることに関連して、与那国町教育委員会は新年度、町内小中5校の保護者と地域住民を対象にアンケートを実施し▽与那国中との統合▽久部良小との併置校▽現状維持—などのなかから地域の意向を確認する方針を固めた。アンケート回収後、有識者を交えて統廃合について議論する方針だが、崎原用能教育長は「最終的には(町長の)判断になる」としている。

 ただ、同町教委は、4月1日からの改正地方教育行政組織運営法への対応が決まっていないことから具体的な議論に踏み込めない状況になっており、崎原教育長は「新制度の影響で先を見据えた協議ができない。子どもの将来を考えると存続が望ましい」と話している。

 同町内の児童生徒数は2014年12月1日現在、小学校が与那国小48人、久部良小25人、比川小7人の計80人、中学校は与那国中29人、久部良中12人の計41人。

 久部良中は3月に5人が卒業し、4月には新入生1人が入学する見通しで、新年度の生徒数は8人になりそうだ。生徒数の減少に伴い、教職員は7人から4人に減少する。

 島仲校長によると、教職員定数の標準に関する法律により、生徒数がこのまま推移すると、新年度からは校長と教頭を含む6人が適正人数となる。中学校では専門教科を学ぶため、専門外の教諭が掛け持ちして授業を行うケースも少なくないという。

 島仲校長は「子どもへの教育という視点で保護者や地域住民の意見は重要。地域の単独校として存続してもらいたい」と話した。

 アンケートは1月28日の町教委(尾辻美佐恵教育委員長)の定例会で承認。設問項目については、他市町村の事例を参考にしながら作成を進めている。


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