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幼稚園・保育所、保育料値上げへ 新制度移行で竹富町

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子ども・子育て支援制度の導入に向けて意見を交わした町子ども・子育て会議=12日午前、町役場会議室

 子ども・子育て支援制度の導入に伴い、新年度から竹富町内の幼稚園は現行の保育料3000円から所得によって3000(4歳以上最低額)〜7500円(同最高額)の料金体系となる方向で協議が進んでいる。町内で順次進めていく認定子ども園の整備に伴い、保育所の保育料も変更する。町子ども・子育て会議(河合正憲会長、委員15人)が12日午前、町役場会議室で第5回会議を開き、料金体系を含む子ども・子育て支援事業計画(2017〜21年度)の原案をまとめた。

 町内の保育料はこれまで幼稚園が一律3000円、保育所5000円となっていたが、新制度への移行で幼稚園は新年度から事実上値上げとなる見込み。

 同計画案では16年度に波照間保育所、はてるま幼稚園を幼保連携型認定子ども園として整備。17年度に竹富、黒島、小浜でも認定子ども園の整備を進める。

 西表島は15年度中に定員枠を調整。19年度以降、おおはら幼稚園と大富保育所の統合を視野に入れた整備を進めるとともに、西表保育所は必要に応じて認定保育園に移行する。

 認定子ども園の整備に伴い、保育所の保育料も現行の5000円から、所得に応じ4800円(3歳以下最低)〜1万2000円(同最高)の料金体系となり、事実上の値上げが見込まれている。

 会議で、町教育委員会教育課の新本良明課長補佐は「大きな変化にならないように調整しているが、保育所の運営は収入だけで支出をまかなえない状況だ」として、値上げ幅に理解を求めた。

 委員からは「保育料が変わることへの戸惑いもあると思う」「保護者には制度や保育料が変わることを細かく説明していくことが必要だ」との意見が上がった。

 同会議では、27日にも同計画案を川満栄長町長に答申。町は町議会3月定例会に上程し、新年度から同計画をスタートさせる考え。


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