新川小学校(漢那憲吉校長)の4年生約100人は10日午後、同校体育館でアイマスクや車いす体験を行った。障がい者の日常生活を体験し、理解を深めようというもので、児童たちは石垣市社会福祉協議会の具志堅幸美さんから車いすの扱い方について説明を受けた後、2人1組で車いすに乗る側と押す側に分かれ、体育館外のスロープを下りたり、グラウンドの砂利道を通ったりした。
アイマスク体験では、テーブルやマットなどを障がい物として見立てたコースをつえを使って歩いたり、アイマスクをした人の手を肩に乗せ、声をかけながら障害物を避けて通る介助体験もした。
車いす体験をした清水耀史(あきふみ)君は「おじいちゃんの車いすを押したことがあるが、落としそうで怖かった」と感想。アイマスクを体験した仲嶺愼之輔君は「友達が声をかけてくれたのでぶつからないで歩けた。視覚障がいの人を見たら声をかけて手伝いをしたい」と話した。
児童たちは6日の総合学習で視覚障がい者と車いす利用者から生活の様子などについて実際に話を聞き、事前学習を深めており、4学年担任の市野里美教諭は「今回は自ら体験することで、どう介助すればいいのか確認することができた」と語った。