石垣市が2016年度で幼稚園型認定こども園への移行を計画している公立幼稚園9園では、午後の保育もあることから昼食を提供する必要があり、市は園内で調理するか外部から提供を受けるか、いずれかの方法を検討することにしている。
「子ども・子育て支援新制度」に基づき、今年4月からスタートする子ども・子育て支援事業計画の素案によると、市は15年度に、みやまえ幼稚園で4、5歳に加え3歳児の保育を初めて実施、16年度には同園を含む9園を、3~5歳児を受け入れる幼稚園型認定こども園に移行する予定。
食事は自園調理が原則だが、外部搬入も可能。保護者が希望する場合は弁当持参もできる。自園で提供する際には調理室が必要となり、外部から提供を受ける場合でも加熱や保存などができる調理機能を有する設備が求められている。
市は16年度、自園で調理するか、市学校給食センターなどから提供を受けるかどうか検討を進める一方、施設の改修も進めていく考え。給食センターから提供を受ける場合、小学生と3歳児を含む幼稚園児の食事の内容が同一でいいかどうかも調べていくことにしている。