「集う・学ぶ・育む〜結いの心で地域づくり〜」をテーマにした第13回石垣市生涯学習フェスティバル(石垣市教育委員会主催)が8日、石垣市民会館中ホールであり、25団体が日ごろの活動や学習の成果を発表した。会場には凧づくりや小物づくりコーナーも設けられ、大勢の市民が生涯学習について理解を深めた。
開会行事では、強風の中、大川婦人会が「石垣市民憲章の歌」などを踊り、石垣朝子教育長が「生涯学習への意欲を高め、集い、学び、育む交流の場となり、地域づくりの輪が広がるよう祈念する」とあいさつした。
舞台発表では、昨年11月に東京都で体験学習を行った中学生が報告をしたほか、伊野田小学校、石垣市ハーモニカ愛好会、石垣市民踊愛好会などがダンスや合唱、踊りを披露した。
展示の部では、放課後子ども教室事業を行っている2小学校や成人、青年、婦人、高齢者、公民館の各学級、水墨画を楽しむ会などが活動内容や成果を紹介した。
石垣市ハーモニカ愛好会の「丘を越えて」に合わせて踊っていた70代の女性は「昔を思い出し、気づいたら体が動いていた。初めて来たが、内容も充実していて楽しい。来年も来たい」と笑顔。段ボール織機で作るコースターに挑戦した伊野田小4年の砂川生莉(きらり)さん(9)は「糸を交互に入れる所が難しかった。家でも作ってみたい」と感想を語った。