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学テ結果、学校間に差 竹富町学力向上実践発表会

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教師や父母ら関係者多数が参加して開かれた2014年度町学力向上推進実践発表会=1月31日午後 竹富町離島振興総合センター

 【西表】竹富町学力向上推進委員会(会長・慶田盛安三教育長)の2014年度町学力向上推進実践発表会が1月31日、町離島振興総合センターで開かれた。経過報告で嘉良寧教育課長が全国学力学習状況調査(全国学力テスト)における学校間の差や読書環境の差を挙げ、改善の必要性を強調した。波照間島出身の琉球大学名誉教授、上里勝實氏による教育講演会も行われた。

 同委員会では「幼児児童生徒一人一人に『生きる力』につながる『確かな力』の向上を図る取り組みを推進する」を研究主題に、各地域公民館とPTAを委員に加え、町内の全小中学校と幼稚園で学力向上の推進を図っている。

 発表会では、慶田盛教育長が「学力向上推進は研究ではなく、日々の実践だ。学校がある限り永久に続くもので、学力向上推進に終わりはない」と激励。

 嘉良教育課長は14年度の成果として「琉球大学アドバイザースタッフ派遣事業を活用して算数と数学の担当者研修会を実施したところ、指導方法の工夫改善につながった」と述べ、全国平均を上回る学力・学習状況調査結果の概要を説明した。

 そのうえで▽全国学力学習状況調査における学校間の差があるため、きめ細かな指導が必要▽中学校は目標読書冊数に届いておらず、学校間の読書活動に差がある▽各学校における蔵書数の整備と図書館司書の計画的な配置などを課題に挙げた。

 この後の実践発表では学校教育部会で小浜小中学校、波照間小中学校。家庭・地域教育部会では鳩間地区がそれぞれの取り組みを紹介。学校と地域が連携した特色ある取り組みが報告され、竹富小中学校の前上里徹校長は「学べるところを学んで本校に持ち帰って実践したい」と話した。


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