1月30日に来島した千葉ロッテマリーンズの選手たちは31日、市中央運動公園野球場や第2野球場で自主トレーニングを行い、1日のキャンプインに備えた。1日は午前9時40分からメーン球場でセレモニーが開催される。日曜日に初日を迎えることもあり、市の担当者は「多くの市民やファンが球場へ足を運んでほしい」と呼びかけた。
午前10時50分、専用のバスで球場入りした選手たちは、ランニングやストレッチの後、キャッチボールやノックなどで汗を流した。ノックでは、仲間のプレーに声がかかるなど、元気な雰囲気で軽めの調整を行った。
伊東勤監督は「スローガンにある“泥臭く”を全面に出して、観客に感動を与えたい。強い野球以前に、気持ちを前面に出すプレーが必要じゃないか。失敗をおそれず、次に生かしてほしい。コーチ陣も中途半端ではなく、ねちっこく。時間がかかろうが、こちらも泥臭くいく。選手がやりやすい環境をつくりたい」と話し、キャンプ初日から様子見ではなく、エンジンをかけていく意気込み。
会場では、同公園で行われた中学校部活動対抗駅伝大会に出場した石垣中学校野球部員らが、選手たちのウオーミングアップの様子を興味深げにのぞく姿がみられた。
同部で二塁手を務める石垣永恭君(2年)は「じっくりアップしている。走る合間にストレッチしたり、いろんなことをやっていた。キャッチボールもしっかり両手で捕球していた。ボールを引きつける打撃や打球を正面で捕球する基本の守備がみたい」と紅白戦を楽しみにしている。